外壁塗装コラム

2019-11-25 19:16:00
外壁塗装に使用しているペンキ(塗料)について

失敗しない外壁塗装を選ぶには、まずその種類を知っておくことが重要です。
塗料の主成分は、合成樹脂なのですが、その含まれる物質により耐久性や見た目が変わってきますので塗料の種類を知っておきましょう。

紫外線が与える悪影響

地球は、ご存じのように紫外線が降り注ぐことによって私たちの肌はシワやシミができやすくなり、人体にさまざまな悪影響を及ぼしています。
私たち人間と同様に私たちの住む住居も、常に紫外線を浴びています。つまり、外壁に塗られている塗膜は紫外線を浴び続けていることで、大きな影響を与えられているのです。

実は、その紫外線は、建物の劣化の原因になるだけでなく紫外線を浴び続けることで塗膜が破壊され、美観を損ねるということがわかっています。
人体への影響という点では、紫外線対策をしているのに、今まで建物への紫外線対策にきちんと対応できるものが皆無でした。
ですが、耐候性に優れ、「ラジカル制御」技術で紫外線に強い塗料で、シリコン系塗料よりも強靭な塗膜をつくることができるという「パーフェクトシリーズ」という優れた塗料が誕生しましたので、ご紹介していきます。

今までの一般的な塗料の種類

アクリル系塗料:低価格ですが耐久性に弱くこまめに塗り替えが必要
ウレタン系塗料:比較的低予算で済み、塗料の剥がれが気になる部分に使用できる。
シリコン系塗料:コストパフォーマンスが良くウレタンよりすべてにおいて上質。
フッ素系塗料:耐久性、耐候性、撥水性に優れているが汚れやすいというデメリットもある。
割高になってしまうが、長い目で見た場合、特である。

「パーフェクトシリーズ」という塗料

そして最近注目を集めているものに「パーフェクトシリーズ」があります。
一般の塗膜の場合は、紫外線があたると顔料の主成分からラジカルが発生・拡散し、樹脂同士の結合を破壊し、それが塗膜劣化の大きな原因でした。
ですが、ラジカルの発生を抑える性質を持ち、発生したラジカルを、バリヤー内に封じ込める技術開発に成功し、光安定剤との併用のダブル効果で耐候性を高める「ラジカル制御」技術を使用した『パーフェクトシリーズ』の登場で住宅の劣化対策は画期的な進歩を迎えたと言って過言ではありません。

一般塗装と「パーフェクトシリーズ」の違い

一般塗装は、紫外線対策がなされていないため、紫外線が当たると樹脂が劣化し塗膜が薄くなっていきます。
「パーフェクトシリーズ」は、紫外線対策がなされていて、紫外線が当たってもラジカルの発生を抑え、ラジカルを閉じ込めるだけでなく「ラジカル制御」技術が樹脂の劣化を防ぐのでダブル効果で建物を守ります。

「パーフェクトシリーズ」おススメの理由

現在住宅の建物は、シリコン系塗料が主流になっている状態です。
ですが、パーフェクトシリーズは見た目も綺麗に仕上がるだけでなく、耐久性に特化しているのです。
今の外壁の主流となっている外壁、シリコンより長くもちますし、最高級のフッ素系塗料だと高くてなかなか使えないと足踏みしてしまう方も、このパーフェクトシリーズならシリコン系塗料とそれほど変わらない金額で提供することができます。

パーフェクトシリーズの代表的な機能「強く・長く・美しく」

「ラジカル制御」。
ラジカルは塗膜を傷める原因物質です。
このラジカルにいち早く着目し、ラジカルを発生しにくく、さらに発生しても抑えることができるというダブル効果でさらに上の耐候性を実現しています。
「トリプル遮熱」や「セラミックハイブリッド効果」などの充実した機能がたくさんあります。

また、建物の外壁だけではなく屋根、屋上、ベランダ、内装においてもパーフェクトシリーズは、その効果を実証することができます。
高い遮熱機能やヒビ割れへの追従能力、カビの発生を抑え,低臭で環境に優しいです。
しっとりした落ち着きのある艶や美観は申し分ないものとなります。

パーフェクトシリーズでは塗料の「伸び」や「軽さ」「仕上がり」を追究して「より良いものを作り、価値よりも 低コスト」にすることを求め、全ての人の満足度を向上させるべく提供できていると好評のようです。
低汚染性・防藻・防かびに優れ、美しいつやを出し、ぼんやりした仕上がりが、ピカピカの仕上がりになるのです。
主流だったシリコンからパーフェクトシリーズへ移行、利用される方が今後多くなってくることが予想されます。

塗料の選び方

塗料を選ぶ際には、目的に合った塗料を選ぶことが大切です。
同じ素材の塗料でも、メーカーによって塗料の特徴は異なり、その塗料ごとに塗り替えサイクルも変化します。目的に合った塗料を選択し、優先順位を塗装業者にしっかり伝えましょう。

予算、塗装の範囲、付加機能、遮熱、断熱、防水、光触媒機能などが必要かどうか、色調、あれば修繕箇所、メンテナンス期間、耐久年数の希望などで見積をしてもらうことをおススメします。

まとめ

優れた機能を持つ「パーフェクトシリーズ」についてご案内しましたが、いかがでしたか?
外壁塗装工事をされる方の参考になれば幸いです。

2019-11-25 17:46:00
雨漏りの修理と外壁塗装の関係

普段特に考えずに過ごしている外壁塗装ですが、何らかの時に見直して必ず考慮したいのが雨漏り対策や防水塗装についての内容です。雨漏りしたらどうしたらいいのか、防水塗装とはどんな方法で行うのかなどを見ていきましょう。

雨漏りしやすい外壁とは?

最近よく利用されるサイディング外壁(寒冷地では凍害は起こりやすい)は、ヒビが発生しないのでほとんど雨漏りの恐れがないのですが、セメントと砂を合わせた一般的なモルタル外壁は、乾燥によってヒビが生じやすく、ヒビから雨漏りが発生しやすいと言われています。

屋根材と外壁材の主原料

屋根材や、外壁材の主原料はセメントや金属です。
屋根材には、セメント瓦、コンクリート瓦、ストレート(コロニアル・カラーベスト)などがあり、全てセメントアルカリ性です。
外壁材には、窒素系サイディング、モルタル外壁があり、これらはセメントアルカリ性で金属製サイディング(ガルバリウム)は金属でできています。

屋根材や外壁材の表面を保護することが、屋根塗装や外壁塗装の主な目的で、塗料は、雨などの水分から守ってくれる役目を果たしています。
空気中には塵や埃、砂・土の埃、自動車などから排出された煤煙やそこに含まれる有害物質などが飛び交っています。しかし、それらは酸性の性質をもつことから屋根材や外壁材のアルカリ性に付着した場合、悪影響を与えたり、金属に付着した場合はサビの原因にもなってしまうこともあります。

外壁塗装で雨漏りは直るか!?

外壁塗装をしたからといって雨漏りが直るわけではありません。
原因が外壁にあった場合には有効ですが、そうでない場合もあるからです。
雨漏り調査をせずに外壁塗装をすると雨漏りがサッシや屋根からの場合、当然外壁塗装をしても雨漏りが直るはずはなく、ムダな出費となってしまいます。

また、屋根からの雨漏りとわかった場合においても、単純に屋根の表面を塗装しない方が良いのです。カラーベスト等の屋根材が一次防水、その下にアスファルトルーフィングという二次防水があるためで、仮に一次防水が割れたとしても二次防水のアスファルトルーフィングによって雨漏りをさせないという考え方があるのですが、屋根の雨漏りは二次防水のアスファルトルーフィングの破損の場合が多いからです。
その場合、単純に屋根の表面塗装をしても問題解決にはならないのです。

自分でまず室内点検をしましょう

屋根材におけるスレート、外壁材におけるモルタルや窯業系サイディングは、それ自体には防水性が低く、表面の塗膜が雨などの水分が染み込むことを防いでいます。
ですが、年数とともに屋根材、外壁材も水分を吸収すると膨張、乾燥すると収縮することから体積が変化し、そのことから脆くなっていく現状があります。

もし雨漏りかも?と心配になった場合は、写真をとっておくことをおススメします。
雨が降った場合に、その写真と比較してシミが広がっていないかを確認することで状態がわかります。
そのシミが雨降りの後に広がっているようなら雨漏りの可能性があり、濡れているだけならば結露の可能性もあり、その場合は対処の仕方も違ってきます。

雨漏りは業者に依頼

雨漏りを発見した場合には、速やかに信頼できる業者に依頼しましょう。

住まいにおける心配、不安と言えば地震・火災・台風・シロアリ・雨漏りなどがあげられますが、地震・火災・台風は、保険に入っていればカバーできますし、シロアリは定期的な薬剤の散布により免れることもできます。
問題は、雨漏りで、はっきりわからないからこそ不安にもなってくるでしょう。

ヒアリングの重要性

防水、雨漏り対策について業者とヒアリングすることは重要で、いつから雨漏りが発生したのか?小雨でもシミが広がるのか?どれくらいの頻度で雨漏りがしているのか?などをしっかり確認する必要があります。
屋根からなのか、ベランダからなのかなど仮設を立てることができ、実際に散水調査で実態を把握できたりするからです。
実際に建物を拝見して御見積りやご相談、目視、打診には、料金がかからないのでしっかり見てもらうことが賢明です。

散水調査をして見立て通りなのは90%ほどであり、残りの10%ほどは予想できなかった経路からによることがあるので、屋根からの場合だとしたら、当然ながら外壁塗装をしても問題解決にはならないということになります。

業者を選ぶ重要性

なかには、「雨漏りは外壁塗装をすれば、解決しますよ。」などといい加減な発言をする業者もいます。全国的規模で、新規参入業者が増えていることは喜ばしいことでありながら知識を持たない業者も多く存在することによる問題も多々あります。ですから、業者は慎重に選ぶ必要があります。

まとめ

雨漏りにより、家屋内部の柱や梁を濡らしてしまうと、シロアリの好む環境ができてしまいます。また、それだけではなく、雨漏りそのものは複雑で見た目だけでは原因が分からない場合がほとんどです。必ず信頼できるプロの雨漏り修理業者に依頼をするようにしましょう。

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