自分の家のことは自分で決める、それが基本です。なぜなら「割高だったけれどアフターフォローや出来栄えが素晴らしかったから満足」という人、一方で「安かったけれど仕事が丁寧じゃなかったからどうも…」など、人によって考え方や評価は様々だからです。今回は外壁塗装業者の選び方を紹介していきます。
外壁塗装の業者を選ぶ基準
ではどんなことを基準に選べば良いのでしょうか?
- 価格が明朗であり透明性があること。
- 説明がしっかりしていて丁寧。
- 価格の安さ。
- 実績と事例の良さ。
- 気軽に相談できる雰囲気。
- 施工技術の高さ、接客対応の良さ。
- アフターメンテナンスの良さ。
上記は、一般的なご家庭が何を基準に考えて選んでいるかというのを回答が多かった順で載せています。
外壁工事ができる業者は?
外壁塗装はどんな業者が対応しているかというと
- 塗装専門店
- 大手リフォームメーカー
- ハウスメーカー
になりますが、その他、ホームセンターや家電量販店他でも外壁塗装を行っています。
上記3業者を比較してみます。
1.塗装専門店
中間マージンが発生せず、適正価格です。地域密着型の塗装店であれば、何かの時に声も掛けやすく、品質も安心できるでしょう。地元であれば、すぐ駆けつけてくれるでしょうし、費用を比較しても高すぎず安すぎず、地域に密着して良心的な塗装をしてくれる可能性が高いです。
2.大手リフォームメーカー
もし内装もリフォームしたい場合は、一度に済むのでスムーズです。もし外壁塗装を下請けに依頼するのであれば、仲介手数料が発生するので、その分は割高になります。
大手リフォームメーカーは、最初から塗装業をしていたわけではないパターンも多いということです。塗装専門に長く仕事を請け負っていて、リフォームも手を伸ばしてやりたいというなら別なのですが、最初から長く塗装専門の業者を選択するのが確実です。
3.ハウスメーカー
住宅を購入したハウスメーカーに依頼するパターンもあります。保証やアフターフォローも充実したものになるでしょう。ですが注意点があります。ハウスメーカーは、下請けに塗装を依頼するので中間手数料が発生するので価格は割高になります。また、下請けは安い金額で請けることになるためにそこで利益を出さなくてはならず、手抜き工事や雑な仕事内容になる可能性もあります。
外壁塗装業者を選ぶ時のポイントは?
1.良い業者もいれば、悪徳業者もいる!
ここで注意したいのは、相場よりも高い価格で提案してくる業者です。
外壁塗装と屋根に関しては最も手抜きしやすく、価格も不透明とされている業界です。
さらに価格も独自価格なので、いくつかの業者の見積もりをとって価格の比較をしたとしても同じ価格はあり得ないのです。ですから、相場を調べて相場に近い業者にするべきです。
特典などと言って「数十万円以上値引きします!」という業者もいますが、悪徳業者は契約を得るために使う手法なので気をつけましょう。
2.元請け業者を選ぶ!
自分が契約しようとしている業者がどの位置にいるのかを知っておくことで、一番トラブルなく仕事をしてもらえますし、施工技術もきちんとしています。
「下請け」「孫請け」と呼ばれる業者に仕事を丸投げする業者もいるので、「元請け」がきちんと施工するのかを確認しましょう。「元請け」とは、契約して直接お金を払う会社が「元請け」、「元請け」がそのまま塗装する場合は、「自社施工」といいます。
3.目的に応じた専門業者を選ぶ
時々安くキャンペーンをやっていたから、という理由で通常は屋根塗装のみしかしていない業者なのに外壁塗装の工事を依頼してしまうなどのパターンがあります。塗装業者はそれぞれ得意としている分野があるので、本来の目的ではない業者に誤って依頼してしまわないよう、「外壁塗装」を専門にしている業者に依頼しましょう。技術に差がでてしまうからです。
4.自分で外壁塗装業者を探す場合の方法
よく、「口コミ」で知った、という言葉を聞きますが、自分で調べるときは下記のような方法があります。
①自分でインターネットの外壁塗装業者を探します。
その場合は見積を依頼して、その業者の現場調査後、金額の見積もりが届いてから、他社との見積内容の比較、という経路をたどるので、1~2か月はかかります。
②知人、友人、ご近所で利用した人に聞く
これは、紹介というよりも参考意見を聞くに留めます。その終わった知り合いなどの家の
出来上がりを見て自分で判断ができるでしょう。紹介という形にせず「〇〇さんのお宅がきれいになったのを見て、その業者を」くらいにしておかないと、紹介者の気を使って言いたいことが言えないなど、不便なことが多いです。
③インターネット一括見積サービス利用
複数の業者を一度に紹介してもらえるので便利で、また業者決定までは比較的スムーズでしょう。時間が取れない人には便利なサービスで相見積も比較しやすいでしょう。
まとめ
自分で業者選択の基準を明確にしておくとスムーズに決まるはずです。自分に合った業者を探してみましょう。しかし最近の悪徳業者は最初、表面上はとても対応がいいので、くれぐれも引っかからないよう気をつけましょう。