外壁塗装コラム

2019-08-13 18:56:00
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一戸建てを建てたのち、壁の塗り替えは10年ごとに必要だとよく言われます。実際はどうなのでしょうか。

家のメンテナンスで、外壁塗装はいちばんお金のかかるものの一つです。外壁はつねに風雨にされられているため、家を長持ちさせるには、ある程度の期間で塗り直しをするのが一番いいと考えられます。10年で必ず必要かといえば、家ごとで違うと思いますが、表面の腐食やカビの浸食だけではなく、コーキングと呼ばれる部分の劣化が一番問題です。外壁の種類はいろいろありますが、サイディングで囲まれた家でも、モルタル仕上げの家でも、壁のボードとボードの継ぎ目部分はコーキングでふさぐのが一般的です。コーキングは壁材とは違い、ゴム状のもので埋められています。紫外線が当たると壁材よりはずっと早く劣化していきます。コーキング自体が痩せたりひび割れたりしますが、これはボードの継ぎ目を埋めるものなので、これが劣化すると屋内にカビが生えたり、雨漏りの原因になったりします。コーキングの打ち直しは一戸建てなら足場を組む必要があるので、この時に同時に壁の塗り替えも行うと予算的にも節約になります。壁の塗り替えでいちばん高額なのが足場だからです。また、コーキングが完全に劣化する前に塗り替えをしておくと、コーキング自体が長持ちしますので、結果コーキングの打ち直しをする必要がなくなるということもあります。コーキングの劣化状態に合わせて、壁の塗り替えをするのがおすすめです。

2019-08-13 18:54:00
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マンションの外壁塗装は一般の住宅と同様に考えていいのでしょうか?
塗料の目的は、本来、ファッションのように楽しむことよりも、建物の耐久性を高めることにあります。今回はマンション外壁塗装についての詳細を見ていきましょう。

マンションが外壁塗装すべき頻度と補修

マンションは、その建物の年数が経過してくるに従い建物は当然劣化してきますし、外壁の塗装も問題になってきます。マンションの外壁塗装は共用部品の壁や天井、床と同様に8~10年を目安に塗装を行いますが、ヒビ、サビが発生した場合はその時期に関わらず補修作業が必要になります。屋上防水に関しては5年に一度対応することで雨漏りを防ぐことができます。

新築マンション
4~5年で鉄部塗装、防水塗装が必要。
築10年のマンション
外壁塗装、防水塗装、鉄部塗装、シーリング打ち替えが必要。
築15年のマンション
鉄部塗装、防水塗装が必要。
築20年のマンション
外壁塗装、防水塗装、鉄部塗装、シーリング打ち替えが必要。

ですから、およそ5年ごとに補修作業が、10年ごとに外壁塗装が必要なのがわかります。

マンションの外壁塗装の価格の差

マンションの外壁塗装を行うにあたって価格に大きな差が出ることがあります。
それは、まともな業者が塗装する場合においても同様ですが、それは、塗料に何を用いるかで違ってくるからです。
5社に見積依頼をして一番安い業者に決定したとした場合、それでいいかと言うとそういうわけではありません。
なぜなら、塗料が同じ状態であるかどうかは確認していないからです。

また、使用する塗料が格安であれば、当然総見積価格は安くなりますし、耐久年数に大きな差が出ることを考慮に入れていないことが考えられるからです。
そういったことも含め、内容をよく確認しないと悪徳業者と優良業者の間では数百万円の差が発生することはよくある話なのです。

使用塗料と耐久年数の差

とても安価なアクリル系塗料から始まり、最も高額な光触媒塗料までいくつかの種類を、価格順に耐用年数で見ていきましょう。

<安価>~<高額>の順の耐用年数です。
アクリル系塗料⇒     約4年
ウレタン系塗料⇒     約6年
シリコン系塗料⇒     約13年
断熱塗料、フッ素系塗料⇒ 約18年
光触媒塗料⇒       約20年

現在はシリコン系塗料が一般的に多く使用されていて、耐用年数は、13年となっていますが、本来は10年に一度大規模に補修作業を行うのが建物にとっても金銭的にもコスパがいいものになります。

無足場工法

マンションの外壁気塗装は、どうしても平米単価が約600~800円の足場代がかかりますが、最近は足場を用いない「無足場工法」で対応する業者も登場しています。
よくビルの窓ガラスを拭く業者が「無足場工法」を用いているのでわかりやすいと思いますが、足場をかけなくてもできる、とされ重宝がられています。

今までは総額費用の約20~30%は足場代にかかっていたので、それを「無足場工法」にすることができれば、費用面では大きく違ってくるでしょう。
各業者により違いがあるので、「無足場工法」を対応しているかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

工事に要する期間

◆シーリング、防水含む外壁塗装工事の期間
一般的に1~2か月。
一般的な住居とは違い日数はかかりますが、大規模なマンションでは、4か月ほど期間を要する場合もあります。

◆防水工事期間
おおよそ8~10日。
屋上防水は10年に1度の修繕塗装が、望ましいとされています。
マンションは、ベランダや屋上の防水工事がメインですが、一般住宅より日数はかかり、広い大規模マンションでは、防水工事だけで20~30日を要することもあります。

◆塗装の臭いに関して
塗装、および防水工事の際は臭いません、と言うと嘘になります。
ですが、最近の塗装は以前に比較して臭いを抑えたものになっていますので、耐えられないと言うほどではないにしても、非常に敏感体質な方も中にはいるはずですので事前の説明会ででも塗装工事会社からしっかり説明を受けるのが良いでしょう。
乾くと、2~3日で臭いは気にならないものになります。

外壁塗装工事を安くするために

何と言っても1社のみの見積で決めないことです。
複数の業者から見積をとって比較検討することで、適正価格で出している業者、悪徳業者の存在もわかるというものです。

ですが、高すぎることが問題ではなく、安すぎることも問題です。
安すぎる場合にも塗料に問題があったり手抜きがあったりなどが必ずあると思っていいでしょう。そこには何らかの理由があることをよく理解しておきましょう。
厳選された優良企業が正しい適正価格で対応する中でのサービスを受けるのと、内容が違うということです。

まとめ

劣化状況に合わせて様々な対策が必要になるマンションですが、ヒビがひどくなっているから対応する、劣化がひどくなったから補修する、というのではなく耐用年数に応じた時期に補修、外壁塗装などを行うことで建物はその後も耐久性を維持しやすくなります。

2019-08-13 18:40:00
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家を風雨や紫外線からブロックして長持ちさせるという機能的な面から、景観を美しく見せるというデザイン的な面から外壁塗装は有効です。新築の場合は外壁に模様をつけるために吹きつけでの塗装工事が多いですが、壁の塗り替えをする場合にはローラーでやることが多くなります。

 

外壁塗装する場合、染料の種類はアクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系・遮熱塗料・光触媒塗料などがあります。

それぞれに価格と耐久性に差がありますが、多すぎてどれがよいか分からないという場合には、とりあえず多くの人が選ぶシリコン系にておけばよいでしょう。価格と耐久性のバランスがよいため人気があります。

 

シリコン系の中にも水性や溶剤1液型・2液型などさらに細かく分かれており、塗装する場所によって種類を変えるという業者も多いです。こちらもその分類によって値段や耐久性が違ってくるのです。

 

プロでもどこにどの塗料が最適か見分けるのは大変なことなので素人には無理です。そのため壁の塗り替えや使用するペンキの種類まですべて業者におまかせするという人が多いです。

メーカーによってもさまざまなものが出ているのでその種類は膨大です。それぞれに個性があり、すべてにおいて完璧な塗料というのは存在しないため、どこにこだわりどこに妥協するのかを考えた上で、最適な塗料選びをするしかないのです。

 

小さなサンプルだけ見たのではよく分からないというのであれば、試し塗りしてもらうなどしてトラブルを防ぐようにしましょう。

2019-08-13 15:19:00
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外壁塗装を行なう一部の業者には、相場以上の料金を請求する悪質業者もいます。

そのため、壁の塗り替えによる料金トラブルは多く発生していて、業者の言い分を信頼できないと考える人も少なくありません。

一般の人々が業者が提示する料金を素直に信じられないのは、価格相場がわからないからです。

壁の塗り替えに関する料金について多くの人が知っていると、業者から価格を提示されても自分で判断できます。

しかし、一般的な外壁塗装の相場がわからないと判断基準がないために、自分で判断することができます。

なので、業者が信頼できると思い込み、高い価格で壁の塗り替えをする人があとを絶たないのです。

悪質な業者に壁の塗り替えで高額な料金を取られないためには、自分で相場を調べることが大切です。

外壁塗装の契約をする前に相場について知っておけば、悪質業者に騙されることはないでしょう。

しかし、壁の塗り替えは外壁塗装の工事をする面積、使用する塗料によって変わってきます。

様々な条件が絡み合って料金は決まるので、簡単に調べることはできません。

ですが、複数の業者から壁の塗り替えをしたい建物の見積もりをとって比較すれば、相場を調べることができます。

比較して高額な料金の業者だと悪質だと考えることができますし、逆に安すぎるのも不安です。

外壁塗装の業者を選ぶときは、全て同じ条件にして複数の業者から見積もりをとり、適正価格の業者と契約するようにしましょう。

2019-08-13 14:11:00
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外壁塗装は10年が目安とよく言いますが、実際は、その家の構造や環境(気候など)によって左右されます。
10年は安心と思い込んでしまうと、思わぬ落とし穴があり、不要に家を傷めてしまう可能性があります。

では、何をもって外壁塗装を行うべきなのでしょうか。

指標とすべきなのは、壁の色あせチョーキングです。

壁の色あせ

壁の色あせは比較的劣化の浅い時期で、家の劣化の兆候とみて良いでしょう。
壁の色あせが見られるようになったら、外壁塗装の時期が近くなってきていると意識できると良いかと思います。

チョーキング

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壁に手を触ったときに白い粉のようなものがつくのがチョーキングです。
雨風や日光、紫外線などによって塗装が劣化して起こる現象です。
チョーキングは放っておくと、壁のひび割れやカビなどの発生につながりやすいため、チョーキングが見られるようになりましたら、当社まで外壁塗装のご依頼をいただく方が良い状態です。

基本的にはチョーキングあたりでご依頼いただくのが、お家のメンテナンスとしては良い時期と言えます。

チョーキングが見られるのは、5年~7年と言われています。少し早いと思われるかもしれませんが、大事な家を長持ちさせるためにご検討いただければと思います。

チョーキングを放っておくと、塗装が膨れて剥離し始めたり、クラック(壁のひび割れ)したり、シーリング材に切れ目ができて、雨漏りや、カビの繁殖によって家が腐食してしまうようなことがあります。
もし、既にこのような状況がみられる場合は、すぐにでも当社までご連絡ください。

早急な修復作業が必要かと思われます。

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